2024年の年明けは、なんとも厳しい、忘れられない記憶になってしまった。
元日夕方の能登半島震災、そして1月2日の日航機と自衛隊機の衝突・炎上事故。
年賀状に「おめでとう」と返信するのもどこか後ろめたいような気持ち、こんな正月は初めてだった。
今年は年明け早々からライブがあった。ミュージシャンにできることは、音で人々の心を豊かにすること、それだけ。
大阪、浜松はドラムの宮川くんとのデュオで、茨城・取手は宮川くん、ベースのtatsuとのトリオで。一人のアコースティックとは違って、弾けるような開放感で歌い、弾ける楽しさに自分の縮こまった心も救われた。
ナタリーワイズの2マンライブは、旧知の畠山美由紀さんとのジョイント。いい緊張感が貫かれたライブになった。終演後は話が止まらず。
21日には、TOKYO No.1 SOUL SETの俊美くんの呼びかけで急遽開催された能登震災チャリティイベントにも参加。4曲だけだったが、自分の歌が役に立つことはシンプルに嬉しい。
そして、11日は高橋幸宏さんの一周忌だった。ずっと胸に穴が空いているような気持ちで、でもできるだけそのことを忘れていられるように、沢山のステージに立った一年だった。
幸宏さんのプロデュースでシンガーとしてデビューしてから35年が経った。この写真は多分デビューから2~3年経った頃。
「周年」をただの祝い事・イベントで盛り上げるのではなく、いい作品を作り上げて、40年目、45年目に繋げられる一年にしていきたい。先日、ついにアルバムの全容が完全に見えた。あとはどこまで理想に近づけるか、長くも楽しい作業。
ライブ情報:
「新しいカレンダー・京都編」(ソロアコースティック)2/2(金)京都・SOLE CAFE
「新しいカレンダー・大阪編」(ソロアコースティック)2/3(土)大阪・島之内教会
「2024winter DUO+1」(with 宮川剛・tatsu)2/18(日)所沢・MOJO
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