「一階で火事が起きてるのに二階で宴会してるみたいだ」と誰かがツイートしてた。
ニュースやワイドショーは、沈痛な面持ちで感染拡大の話題に触れた後、笑顔で五輪の結果を発表する。僕はスケボーのストリートを少し見たのと、小耳に挟んだ結果を知る程度。まあ、いつもオリンピックに対する関心は低い方なので。
IOC広報部長は「（五輪は）最も検査が行われているコミュニティで、パラレルワールドみたいなものだ。わたしたちから東京で感染をひろげていない」と述べた。
が、今日現在で大会関係者の陽性は225人に達し、「バブル」は穴だらけ。
今週に入り、新規陽性者数と重症者数は指数関数的に増え続けている。東京の繁華街は一見、コロナ以前に戻ったかのようだし、他府県ナンバーの車もよく見かける。
7/12（月）の緊急事態宣言から今週で2週間。 効果を発揮しないまま、8/31までの延長が決まった。
米疾病対策センター（ＣＤＣ）の内部資料によると、「変異前のコロナウイルスは通常のかぜと同じく１人の感染者から約２人にうつるが、デルタ株は１人の感染者が平均８～９人に感染させる。これは水痘（みずぼうそう）と同程度」とのこと。
緊急事態は続く。でも「二階の宴会」も気になるし、緊張感が続かない。 既に首都圏の医療は限界。既に救急車も救急病棟も余裕がない。
ひとまず、来週末のライブが無事開催できるように願いつつ、今まで以上に気をつけて過ごします。みなさんも、くれぐれもお気をつけて。