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2021.7.8(木)歴史的狂騒



昨日、ロックインジャパンフェス中止の発表があった。 音楽関係者の多いタイムラインは荒れ気味。


来週12日(月)から、またしても東京に緊急事態宣言、8/23まで。緊急事態宣言下でのオリンピックとなるが、中止する雰囲気はなし。


開幕2週間前の今日の朝日新聞→ 「方針決まらず「現場もう限界」完全無観客なら課題山積」


上の記事で関係者の狼狽と混乱が伝えられているが、エンターテインメントに関わる我々は(もちろんオリンピックよりはるかに規模は小さいが)同じような土壇場の混乱と対応をもう1年半近く続けてきているわけで。


エンタメとオリンピックの大きな違いは、オリンピックに「中止・延期」は無いという前提で話が進んでいること、そして無観客になった場合「チケット収入はすべてなくなり、さらなる公費負担は不可避となる(*上記記事)」つまり、税金で赤字が賄われることが約束されていること。




「中止になったらアスリートが可哀想」と考える人も、まだいるのかもしれない。でも、一生に一度の修学旅行を諦めた学生たち、記念すべき〇〇周年のツアーができなかったミュージシャン、長い間続けた店を閉めた店主、愛する人と会えないまま永遠の別れに泣いた人 ...有名無名とわず、夢を諦めた人たちがたくさんいる。そして多くの人が何かを失ってゆく一方で、富を得る人もいる現実。


心がささくれないように、情報は制限する。 この歴史的狂騒の中で、なんとか正気を保つのだ。


先日夜、仕事の帰りに競技場の近くを通ってみた。ビクタースタジオから旧・日本青年館の方に抜ける道や、千駄ヶ谷駅から神宮外苑方面に向かう道など、雨の中警備員が立っていて通行止めだった。青山近辺には他府県ナンバーの警察関係車両が目立つようになった。



最近、東京の街の写真を撮ると、白黒に変換してしまう。 色のない写真が、今の東京を写しているようにも感じる。


熱海の土砂災害、依然捜索が続く。今も中国地方に大雨が降る。無事を祈ります。。。


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